2019-03-28 第198回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第2号
まず、格納容器の底にあるものが金属中心なのではないかという御質問でございますが、この点につきましては、前回の調査、二〇一八年一月でございますが、このときにも格納容器内部の調査というものをしております。
まず、格納容器の底にあるものが金属中心なのではないかという御質問でございますが、この点につきましては、前回の調査、二〇一八年一月でございますが、このときにも格納容器内部の調査というものをしております。
例えば、燃料デブリの取り出しに向けまして、先ほど大臣からも御説明ございましたが、遠隔操作による内部調査のロボットといったものを開発をしまして、実際に格納容器内部の状況の把握をしております。また、汚染水対策では、大規模な凍土壁を構築し、地下水の流入の抑制に貢献をしております。いずれも、実際に開発の成果も出ているものでございます。
今先生から御指摘ありましたいわゆる溶融燃料、燃料デブリの取り出し方法の確定と、それから取り出し開始に向け現在各号機で原子炉格納容器内部の調査を進めており、現状の把握に努めているところでございます。二〇一八年一月、本年一月に実施した二号機の格納容器内部調査では、燃料集合体の一部がペデスタルの底部に落下しており、その周辺に燃料デブリと推定される堆積物が確認されております。
一点目は、格納容器内部に燃料デブリと思われる堆積物を確認できたこと、二点目は、格納容器内部へアクセスするルートの確認ができたことでございます。これにより、燃料デブリを取り出していく装置の設計や、取り出し工法の確立に重要な情報を得ることができたと考えております。
そして、福島第一原子力発電所の廃炉ですが、四十年もの長期にわたるだけでなく、今月十八日、視察でも五号機の原子炉格納容器内部を見させていただきましたけれども、大変内部構造、複雑になっているということを改めて分かりました。そのような中で、デブリの調査、取り出しも前例のないことで、大変困難な事業が数多くあって、見通しがやはり不透明な部分が多いのではないかと改めて感じているところでございます。
○副大臣(高木陽介君) 今御指摘ありました1Fの廃炉・汚染水対策におきまして、この汚染水の浄化処理又は格納容器内部の調査、この間も二号機にロボットを投入いたしましたけれども、これは東芝が重要な役割を果たしております。
○政府参考人(平井裕秀君) まず、二号機の状態でございますが、二号機につきましては、宇宙線ミュオンによる圧力容器の透過調査、これによりまして溶融燃料の多くが圧力容器の中に残存している可能性が示唆されたところでございますが、一方、先々月、一月の末から二月にかけて実施いたしました格納容器内部調査におきましては、溶融物が圧力容器を貫通したといったようなことも示唆される情報を得たところでございます。
これにつきましては、ちょうど先週末からスタート、十八日から開始されました格納容器内部調査、本日もまだ続行しているところでございますが、この調査におきまして、その分布の広がりの程度を把握するため、線量データ、画像情報を収集しているところでございます。
それに加えまして、御質問がありました一号機、三号機についてというところでございますが、各号機の建屋内の放射線量というのは、局所的に高線量の箇所を除けば、おおむね毎時数ミリシーベルトですとか毎時数十ミリシーベルトということではありますが、むしろ、高線量を示す場所の分布が号機によって異なるといったこと、さらには、格納容器内部の放射線量については、これまでに測定された範囲では二号機が最も高い値というふうになっているところでございます
先月二十六日に東京電力一Fの二号機に格納容器内部のロボット調査が開始をされまして、一月三十日には、原子炉下部付近までカメラを挿入して撮影することに成功いたしました。その後、その撮影した映像から、格子状の足場が溶け落ちているような映像であるとか、また、その堆積物が確認をされたところでございます。 その後、二月十六日、より内部の状況を把握するために、いわゆるサソリ型ロボットを投入いたしました。
特に二号機におきましては、現在、格納容器内部の調査において新たな情報というのが収集され始めております。こうした調査評価を踏まえて、今後、号機ごとの燃料デブリ取り出しの方針や工法を決定してまいりますので、現段階では冠水工法若しくは気中工法といった特定をしてはいないという現状でもございます。
このため、これまでに、一号機において、ロボットを格納容器内部に投入いたしまして、内部の画像、放射線量、温度等の情報を取得いたしております。また、一号機及び二号機において、透過力の強い素粒子というものを利用いたしました透視技術による炉内調査というものを行っております。こうした形で内部状況の把握に現在努めてきているところでございます。
また、溶けて固まった燃料であります燃料デブリの取り出しに向けて、原子炉格納容器内部の調査等の取組を実施中でございます。 引き続き、国も前面に立ちまして、安全確保を最優先に廃炉・汚染水対策に全力で取り組んでまいります。
しかし、その際には、原子炉格納容器内部で実際何が起こったのか、十分な調査、分析はできませんでした。現在では、ロボットによる調査などによって、内部の様子が少しずつ明らかになっているのかなと思っております。 そこでお尋ねいたしますが、こうした調査はどこが責任を持って行っているのか、規制当局である原子力規制委員会は関与しているのかどうか、これまでの取り組み、成果とあわせてお示しいただきたいと思います。
実際に、先日、一号機格納容器内部の画像は編集された形で公開されたと思います。 重なった質問にもなるかもしれませんが、少なくとも、そうした調査で得られた情報を当事者から独立した立場にある組織が共有して、それに基づいて調査、分析を継続していく、そのような、独立し、継続的な調査ができる組織が必要ではないかというふうにも思いますが、いかがでしょうか。
同時に、もう一点御指摘をいただきました、今後の廃炉作業を進めるためにいかに原子炉を冷却していくかということでありますが、現在、燃料デブリの正確な位置を把握する必要がありまして、格納容器内部の調査に必要な装置の研究開発を行っているところであります。
○政府委員(児玉勝臣君) このたびの管理体制の点検におきまして、スリーマイルアイランドにおきます教訓を受けまして、当然その補助給水系とか加圧器逃がし弁、それから非常用炉心冷却装置、それから格納容器内部スプレー隔離弁、非常用電源と、そういうような非常用に使います非常に肝心な設備につきましては、停止しておるわけでございますので非常に詳しく点検をいたしております。
当面問題になっております本船の放射線遮蔽装置は、原子炉格納容器内部に設けられております一次遮蔽と、格納容器の外に設けられております二次遮蔽装置から成っておりまして、私どもは、このうち二次遮蔽装置を分担しておるのでございますが、その性質上、仕様書に規定されました計画に従ってこの二次遮蔽材の構造、強度の両面を主体とする詳細設計、その製作及び船体への取りつけを担当したのでございますが、遮蔽効果に関する三菱原子力工業株式会社